Snow ( yarn ) shoveling

雪かきのように編む。いつか糸の山は崩れるはず…。

michiyo さんのかぎ針編みソックス12年ver.


michiyo さんの新しいニット本が出るたび、私は
かぎ針編みのソックスの新作を楽しみにしてるみたい。
人ごとのようないい方ですが、さっき気づいたですよ。
本を眺めながら手持ちの糸で編めないかな〜と糸の山を見直したり、
指定糸をネットでさくさく買ったりしてる。
今ごろ気づいたのは、ぼけてる証ということで(笑)。


棒針編みのソックスはまあ、
昔からいろんな本に載ってるんだけど、
かぎ針編みのものが目につきはじめたのは、
意外と最近じゃないかな。
大昔は太い糸で編んだルームシューズのようなものはあったけど、
ソックスって、見た記憶がないんだ。

michiyo さんは新刊を出すたび、必ずソックスを1作入れてるのでは。
子供のころ、棒針編みより先にかぎ針編みを覚えたせいかどうかは分からないんですが、
かぎ針の方が気楽に編み始められる。
ちゃちゃっと取りかかれるといいますか。
なのでソックスの新作を見つけると、思わずにんまり、してたりするんだな。

今年の秋に出た『編みやすくて心地いいニットのふだん着』に出てたのが、
右上の画像のもの。
ぱっと見て思ったのは、「おもしろいかかとの編み方だな〜」ということ。
編み図を見てみると、
棒針編みでポピュラーな(?)「農夫のかかと」と呼ばれる、
かかと後付タイプの編み方になってます。

履いているうちにかかとから薄くなることが多いから、
この編み方は補修しやすい。
編み直しを厭わない方は、このデザインいいかもしれないです。




指定糸はハマナカのコロポックル(中細タイプ)。
ウールのほか、アクリルとナイロンが3割ずつブレンドされていているので、
強度が考慮された細めのソックヤーンと考えていいと思う。

糸が届いたところでさっそく編みはじめてみたところ、
この糸、いわゆる中細より、ちと太い気がするな。
最初、編み図を見て「中細を6号で編むんすか?」とびっくりしましたが、
いわゆる3号かぎ針がちょうどいい、昔風の中細じゃないです。

ただ、私は手がゆるいので、
5号で編んでちょうどのゲージでした。
あと、地模様はタテ方向に伸びるので、
足が小さい方は模様の段数(2段1模様)を調整した方がよろしいかと。



■ソックスのかかとに関する深い世界は、「たた & たた夫の編物入門」内 小研究:靴下の踵編み概要 に詳しいです。
■かかとの編み方(棒針ver.)ごとに、足にフィットするソックスの長さ(サイズ)を決めるコツを指南する動画。