Snow ( yarn ) shoveling

雪かきのように編む。いつか糸の山は崩れるはず…。

アルパカのミニストールを編んでみた


ダンナの入院騒ぎでいろんなことが滞ってしまい、編みものにも余波が。
今日も、以前編んだものでする。参考文献は、michiyoさんの
着こなし上手のニットのふだん着』(文化出版局)。

この本をぼ〜っと眺めているとき、小さな小さな三角ストールが気になったんです。
作り方ページを見たら、使用糸はハマナカのソノモノ・シリーズのスーリーアルパカ。
中細タイプの糸1玉で編めるのが、ウリのデザインのようですよ。
丈14センチ、幅50センチだって。なんて控えめなサイズなんでしょ。ちっちゃいのう。


アルパカの糸ばかりを詰め込んだ引き出しを開けてみたところ、
微妙に半端な数の、薄いパープルの毛糸(フランスの某メーカー製)が目に入ってきました。
これで編んでみることにしましょうかね。
合太と並太の中間くらいなんで、スーリーアルパカより確実に太いです。

本に載っているまんまのものが欲しいわけではなく、私は
模様編みの雰囲気と、
端にループを付けた三角ストールの作りに興味をそそられた。
なので、糸の違いは、まあ、どうでも良かったりして(笑)。

話がちょいと脇道にそれますが、
アルパカ毛糸って、OEM 供給のケースが多いんじゃないかなあ。
つまり各国の毛糸メーカーは、ペルーで製糸されたものを輸入して
自社ラベルを貼ってるんじゃないか、と睨んでたりするの。


なぜこんなことを思うようになったかというと、
ずいぶんいろんな会社のアルパカを使ってきたんですけど、
一般的な毛糸より、アルパカ毛糸は総じて細く仕上がってませんかね。
並太という表記でも、太めの合太。
極太と書いてあっても、太めの並太くらいだったりする。

複数のメーカーの毛糸に、この傾向が見られるので、
製糸会社が同じである可能性を疑ったのよ。
で、アルパカだから、まあペルーの会社だろうと。
我ながらシンプルな推論ですが。うほほ。

使用糸に話を戻しますと、この毛糸はけっこう前に手に入れたもので、
50グラム巻きのたっぷりサイズ。長さも170メートルあります。
一方、指定のスーリーアルパカは25グラム巻きで、90メートル。

いつのころからか、毛糸の巻きが小さくなってますねえ。
昔は50グラム巻きがスタンダードだったけど、いつの間にか40グラムになってないすか。
25グラム巻きのものも増えてるな。
大物を編む人が少なくなった、ということなんでしょうか。



今回は糸が太いこともありますし、長さもあるんで、
一玉分編んだら確実に大きくなるです。
できあがったものを計ってみたら、
仕上がりサイズは丈約21センチ、幅約82センチなり。

私の目にはこれでもミニ・ストールに見えるんだが、どうでしょ。
セーラー服の胸元に結ぶスカーフより、小ぶりな気がするよ。
「襟」に近い雰囲気もあるかもなあ。
といっても、普通のセーラー服が制服だったことないんで、
実は表現に自信ないです(笑)。的外れだったらすまんことです。