Snow ( yarn ) shoveling

雪かきのように編む。いつか糸の山は崩れるはず…。

2 Way カーディガン


今シーズン、最もツボだった編物本が、
michiyoさんの『着こなし上手のニットのふだん着』(文化出版局)。
上下をひっくり返して着ることができる今日のカーディガンも、
この本を見ながら編んだものです。

グリーン系のモヘアVer.(画像のやつね)の前に、
実は赤系のイタリア製毛糸でも編んでみたんです。
したら、このカーディガン、すごくいいのだよ。


気軽に羽織れるし、着方(どちらを上にするか)で表情も着丈も変わっておもしろい。
「秋田の母にも進呈しようかしらね」と思い、2枚目に着手しました。

我が母は身長が高くないうえ、ふくよかすぎる体型。
背中から肩にかけて(いや、全体だわ)お肉がついているので、
アームホールをゆったりさせるため1模様増やしました。
その分、着丈も長くなるんだけど、秋田は寒いのでちょうどいいかもしれんです。

地模様は、意外にレーシーな松編み系。
かぎ針編みは棒針より、編み地がどうしても重くなります。
自重で伸びたり、肩にずしっときたりするんだなあ。
このカーディガンは、地模様とゲージで軽くなるように配慮されてる。
デザイナーであるmichiyoさんの気遣いを感じましたわ。



編む際の注意点としては、
背中心から左右に編み出す、後ろ身ごろの模様がずれないようにすることかな。
糸を付けて反対側を編みはじめる時、模様の裏表をしかっと確認するのがキモ。

最初、なんにも考えずに左半分を編み、
「半分できたぜ」と編み地の天地を返してわしわし右半分を編んだら、
左と右の松編みの表裏が揃わず、ヘンな段がついちゃったのさ。
ええ、ほどきましたよ。モヘアなので難儀しましたわい(笑)。

これだけを注意すれば、あとは黙々と編めばよろしいかと。
ただ、大きくなってくると、
「ここはどこ。私はだれ」状態になりがち(私だけかもしれない)。
背中心に糸印か、段数リングを付けておくと、
今、どのへんを編んでいるかが一目で分かって安心できると思います。