Snow ( yarn ) shoveling

雪かきのように編む。いつか糸の山は崩れるはず…。

michiyo さんのボーダーカーディガンを編んでみた


3月なのに夏日ですか…という陽気に、たまげた3月。
「何を着たらいいものか」と首を傾げていたら、一転して肌寒くなり、
例年より早くほころんだ今年の桜は、やたらと長持ちしてました。
まるで花屋の冷蔵庫の中で保存されてる商品のようだよ。


長く楽しめたから、それはそれで良しなのか、
ぱぱっと散らないのは桜らしからぬ、というべきなのかよく分かりませんが、
とにかく天候がおかしい。
特にこの数日、すごく寒くないですか。

寒さに乗じて(明日から暖かくなるらしいけど)、
毛糸ものいってみようと思います。
第一弾はmichiyo さんの
編みやすくて心地いいニットのふだん着」の
の表紙にもなってる、しましまカーディガン。

このデザインはヨークから編み始めるようになっていて、ヨークは長編みのみ。
身ごろと袖の部分に編み進んでから、長編み2段+こま編み2段を繰り返す編み地に変わり、
こま編みの部分に配色糸を使うようになっています。

長編みだけだと伸びやすいから、こま編みを混ぜて伸び止めにしてるんだろうね。
しましまの太さもちょうど良くなるし、表情にも変化がつくしね。
毎度のことながら「michiyo さん、細かいとこよく考えてるな〜」と感じました。



丸ヨークのウエアは、
ずいぶん前に棒針編みでセーターを編んだことがあるんですが、
かぎ針でこのデザインって、
編んでいる「途中」がおもしろい。

ヨーク→袖・身ごろ・袖の3つのパートに分ける→それぞれを必要な長さまで編む
っていうプロセスなんだけど、袖ぐりを作ってしまえば、
適当な着丈になったところでいつでもやめられるというか。

特に着丈が短いうちは、
「私はボレロを編んでいるんでしょうか」みたいな感じがしたな。
着丈、袖丈の調節がすごく簡単にできるので、
Mサイズじゃない方には、うれしいデザインだと思うなあ。

家にある毛糸の消費が目的の方にも、
(在庫がたんまりあるのは私だけではないと思いたい)、
このデザインとってもいいと思うわ。

カーディガンとしてデザインされているけど、ヘンな話、袖を付けなくても
キャップスリーブみたいで、けっこうかわいいのよ。
夜に撮ったので、色が転がっておかしなことになってますが、
一番下の画像が、袖無しの状態です。
あり糸をあるだけ使って編むという、残り物料理みたいな編み方でもいけるんじゃないかな。

ちなみに私が使った糸は、腹巻きにも使った、
イタリア製のもよっと柔らかい、エアリーな質感のツイードヤーン。
配色糸の白は、ロベルタの軽いモヘアだったと思います。
偶然にも糸の太さがぴったり合ったのだ。

二の腕がやばい太さなので、今回もアームホールを広めに変更。
ヨークでの増し目を1段分(14目)増やし、袖に5目ずつ、身ごろに4目振り分けました。
着心地ゆったりで、楽ちんです(笑)。